「ん〜。布団でも干すかなぁ〜」

今日は、とってもいいお天気。

テツはググゥ〜っと伸びをすると、気合いを入れました。

ドッコラショと布団を持ち上げたその時。


----ゴキィッ!!!


「ふぉっ・・・・!!!」

布団を持ち上げた瞬間に響いた凄まじい音。

そして激痛。

テツはその場に倒れこんでしまいました。

音の発信源は腰。

「・・っ・・イダダダダダ・・・・・」

腰を抑えてもがくテツ。

目には薄っすら涙が・・・。

まさしくコレはぎっくり腰。

テツはしばらくその場でジッとしていました。

「・・・どないしよぉ・・明後日ケンちゃん来んのに・・」

痛みと戦いながら、何とか明後日までには治るように祈るテツでした。






---それから2日後。

「うぅ〜ケンちゃん来ちゃう・・・」

少し楽になったものの、まだ痛む腰。

でも、まさか言える筈がない。

この歳でぎっくり腰だなんて・・・。

恥ずかしくて、口が裂けても言える筈がない。


---ピンポーーーン


「来たっ・・・!!」

テツはとにかく玄関に出た。

「テツぅ〜〜w」

そう言って、いつも通り抱きついて来るケン。

「う゛・・・・・」

一応構えてはいたが、痛いものはやっぱり痛い。

思わず呻き声が出てしまう。

「・・・ん?テツ、どうした??」

ケンが不思議そうにテツの顔を見る。

テツは、かなり引きつった笑顔を向ける。

「は、ははっ・・・何でもないよ」

そう言うと、出来るだけ自然にケンの腕の中から放れると、

ソファに身を沈めた。

(ふぅ・・ソファに座ってれば何もしてこれんやろ・・)

テツが安心したのも束の間。

ケンもテツの横に座り絡んできた。

今日は久しぶりに会ったせいか、

いつもより増してベタベタくっついてくる・

「テツ〜キスしようやぁっ」

そう言ってケンがテツに抱きついてきた。

いつもなら抵抗するが、今日はそうもいかない。

下手に動けば、腰が悪化するかもしれないからだ。

いつもなら抵抗するテツを変に思ったケンだが、

(久しぶりに会ったから、テツもキスしたいんやなw)

と、勝手に解釈し、遠慮なくテツにキスをする。

キスが段々深くなっていくにつれ、

テツは焦りだした。

(ヤバイッ・・・ケンちゃんの場合このまま押し倒して・・・ヤル気や。

 そんな事されたら・・・俺、死んじゃう・・・)

テツの予測通りケンはテツを押し倒してきた。

腰をかばって抵抗出来ないテツ。

そのまま黙っていると、ケンは

(おっ?黙ってるって事はオッケイって事やなw)

と、勝手にまた解釈をした。

そして、テツの服をたくし上げると、

胸の突起をペロッと舐めた。

「・・ぁっ・・・」

テツは敏感に声を出してしまう。

(バカッ!!なに俺、声出してんねんっ。

 声なんか出したらケンちゃんが欲情するだけやんかっ!!)

テツが出来るだけ声を出さないようにしてると、

ケンが、ズボンのチャックを下げだした。

「うわわわわっ!!ちょ、ちょっとストップ!!!」

そう言って、ケンを止めるテツ。

「何で?」

ケンにそう言われて困るテツ。

(何でって・・・なんでもやっ!!う〜ん・・どないしよぉ・・)

「何で?」

またケンに言われて、咄嗟にテツが答えた。

「そ、それは・・・生理やねんっ!!」

『男に生理なんてあるかいっ!』と、自分にツッコミたくなるテツ。

絶対に変に思われる、と思ったテツ。

でも、ケンは

(いやぁんwテツったら可愛い事言っちゃってっ。

 久しぶりやから、きっと恥ずかしいんやなぁ〜)

と、勝手に思い込んだ。

「テツったら〜。恥ずかしがらんでええんやでぇ」

ケンがそう言うと、テツは『はっ?!』という顔をする。

(ケンちゃんって意味分からんわ・・・もう、本当の事言おうかな・・・)

テツは、ハァ〜と溜め息をついた。

「ちゃうねん。ほんまは、俺・・・・ぎっくり腰やねん」

テツがそう言うと、今度はケンが『はっ?!』という顔をした。

「ぎ・・ぎっくり腰??」

「うん・・・おととい、布団干そうとして、布団持ち上げたら・・」

テツは恥ずかしさで顔が真っ赤。

もちろんのケンの顔なんて見れない。

「テツ!何でもっと早く言ってくれなかったん?!」

ケンがちょっと怒るように言った。

「・・・だって・・恥ずかしかったんやもんっ・・笑われるかと思って・・」

テツがそう言うと、ケンは『笑うわけないやろっ』と言って、

ゆっくりテツを持ち上げると、ベットに寝かせた。

「腰治るまで、俺が看病したるからな」

そう言うと、ケンはテツの頭を撫でた。

(・・・なんや。こんな事ならもっと早く言えばよかったわ・・)






腰が治ったテツが仕事に出た瞬間、ハイドに言われた言葉。

「あっ!!テッちゃん。ぎっくり腰大丈夫やったん?」

そう言われた瞬間。

テツの顔が真っ赤になった。

(風邪って言っておいてって言うたのにっ!!!!

 くっそぉっ!!!ケンの奴〜〜〜!!!!)


この後、ケンはテツにボコボコにされました。
あとがき。

最後ら辺グダグダじゃんっ(汗)
早く終わりたい気満々・・・
このネタは、蝶姫の母が腰を痛めたので思いつきました。(笑)
kt

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